夏の終わり、体に増えた茶色い斑点は何?|かりん皮膚科千歳船橋|千歳船橋駅の皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科

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夏の終わり、体に増えた茶色い斑点は何?

夏の終わり、体に増えた茶色い斑点は何?|かりん皮膚科千歳船橋|千歳船橋駅の皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科

2026年8月30日

夏の終わり、体に増えた茶色い斑点は何?汗の季節に増える「癜風」と「マラセチア毛包炎」

暑い夏が終わるころ、ふと鏡を見ると、

「胸や背中に茶色い斑点が増えている」
「日焼けしたら、ところどころ白く抜けて見える」
「背中や胸に、ニキビのような小さなブツブツがたくさんできた」

そんなことはありませんか?

夏の間にたくさん汗をかいたあとに、このような症状が出てきた場合、「マラセチア」という皮膚にもともと存在している菌が関係していることがあります。

代表的なものが、癜風(でんぷう)マラセチア毛包炎です。

どちらも暑く湿度の高い時期に増えやすいため、夏の終わりから秋にかけて受診される方が多い皮膚疾患です。

マラセチアって何?

マラセチアは、カビや酵母の仲間である「真菌」の一種です。

「菌がいる」と聞くと、どこかから感染したのでは?と思われるかもしれませんが、マラセチアは多くの人の皮膚にもともと存在している常在菌です。

普段は何の問題も起こしません。

しかし、

  • 汗をたくさんかく
  • 気温や湿度が高い
  • 皮脂が多い
  • 蒸れやすい服装が続く

などの条件が重なるとマラセチアが増え、皮膚症状を起こすことがあります。

1: 茶色や白っぽい斑点が広がる「癜風(でんぷう)」

癜風は、胸・背中・肩・首などにできることが多い皮膚疾患です。

典型的には、薄茶色~茶色の平らな斑点がいくつも現れ、だんだんつながって広がっていきます。

かゆみはないことが多く、あっても軽いため、

「いつからあったのか分からない」

という方も少なくありません。

「茶色」ではなく「白い斑点」になることもあります

特に夏は周囲の皮膚が日焼けするため、

日焼けしたあとに、そこだけ白く抜けている

ことで初めて気づくことがあります。

そのため、癜風はまさに夏の終わりに見つかりやすい皮膚疾患のひとつです。

癜風は抗真菌薬で治療します。

比較的軽い場合には、塗り薬などの抗真菌薬を使用します。範囲が広い場合や繰り返している場合には、状態に応じて治療方法を検討します。

治療後、皮むけなどの症状がなくなっていても、茶色や白っぽい色だけが数週間~数か月残ることがあります。

2: 胸や背中にニキビのようなブツブツ「マラセチア毛包炎」

もうひとつ、夏に増えやすいのがマラセチア毛包炎です。

こちらは斑点ではなく、毛穴を中心に、小さな赤いブツブツや膿をもったブツブツができます。

「背中ニキビ」だと思っていたら違うことも

マラセチア毛包炎は、見た目がニキビととてもよく似ています。

ただし、一般的なニキビとは少し特徴が違います。

マラセチア毛包炎では、同じくらいの大きさの小さなブツブツが、一気にたくさんできることが多く、かゆみを伴うことも比較的多いのが特徴です。

「ニキビだと思って治療しているのになかなか治らない」
「暑くなって汗をかくと急に悪化する」
「胸や背中に同じような小さいブツブツが大量に出る」

という場合には、マラセチア毛包炎の可能性も考えます。

どちらもマラセチアが関係しますが、皮膚の表面で増えることで斑点を作るのが癜風、毛穴の中で炎症を起こすのがマラセチア毛包炎、と考えると分かりやすいでしょう。

皮膚科ではどうやって診断するの?

見た目だけで診断できることもありますが、湿疹、ニキビ、細菌性毛包炎、炎症後の色素沈着など、よく似た皮膚疾患もあります。

必要に応じて皮膚の表面を少し採取し、顕微鏡で真菌を確認する検査を行います。

繰り返さないためにできること

マラセチアは皮膚にもともと存在している菌なので、治療しても、汗をかきやすい季節になると再び症状が出ることがあります。

特に毎年夏になると繰り返す方は、

  • 汗をかいたままの衣類を長時間着続けない
  • 運動後などはできるだけ早くシャワーを浴びる
  • 通気性のよい衣類を選ぶ
  • 胸や背中を蒸れた状態にしない

といったことも大切です。

一方で、「菌を落とそう」とゴシゴシ洗いすぎる必要はありません。

皮膚を強くこすると刺激になり、別の湿疹を起こしてしまうことがあります。

夏の終わりに気づいた「茶色い斑点」、一度皮膚科で確認を

気になる斑点やブツブツがありましたら、自己判断でニキビや汗疹として治療を続けず、皮膚科へご相談ください。

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