炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)
目の周りの小さなぶつぶつやニキビの後の盛り上がったところ、何年も消えないんだけど……。
これって取れるのかな?
僕は増えてきたこの茶色のいぼなのか、ホクロかな?黄色いできものも出てきたし、これを全部取りたいんだ。
顔や首、体にあるほくろやいぼ、年齢とともに増えてきた盛り上がりなどは、炭酸ガスレーザーで取り除ける場合があります。
まずは診察で相談してくださいね。
「ほくろなのか、いぼなのか分からない」
「ニキビのような盛り上がりが、何年も消えずに残っている」
「目の周りに小さなぶつぶつが増えてきた」
このような、診断名が分からないできものについても、まずは皮膚科専門医が診察します。
良性のできもので、炭酸ガスレーザーによる治療が適していると判断した場合には、お悩みや部位、大きさに合わせて治療をご提案します。
炭酸ガスレーザーは、皮膚に含まれる水分に反応するレーザーです。
レーザーの熱エネルギーによって、ほくろやいぼなどの組織を少しずつ蒸散させ、削り取るように除去します。治療と同時に細い血管を凝固できるため、メスによる切除と比べて出血を抑えながら治療できることが特徴です。
病変の大きさや深さを確認しながら少しずつ照射するため、顔や目周り、鼻周りなどの細かな部分にも対応できます。顔や首、体にあるほくろやいぼ、年齢とともに増えてきた盛り上がりなどを、炭酸ガスレーザーで取り除くことができます。良性のできもので、炭酸ガスレーザーによる治療が適していると判断した場合には、お悩みや部位、大きさに合わせて治療をご提案します。

当院では、レザック社製の炭酸ガスレーザー、NEWレザック(NEW LESAC)を使用しています。
NEWレザックは、厚生労働省の承認を受けた国内承認医療機器です。
医療機器承認番号:30200BZX00102000
生体組織の切開、止血、凝固および蒸散を目的として承認されています。
NEWレザックには、レーザーを短い時間で断続的に照射するウルトラパルス機能が搭載されています。
レーザーを長時間当て続けるのではなく、短い照射と休止を細かく繰り返すことで、熱が周囲の正常な皮膚へ広がるのを抑えながら、治療する組織にエネルギーを集中させます。
これにより、
といったメリットがあります。
NEWレザックは、できものの種類、大きさ、部位、深さに応じた細かな設定が可能です。

炭酸ガスレーザーは、できものに含まれる水分へ反応し、盛り上がった組織を少しずつ蒸散させて取り除きます。レーザー照射直後は、できものがあった部分が浅くくぼみ、赤い傷のような状態になります。
その後、傷の周囲から新しい皮膚が伸び、徐々に表面が覆われます。小さなものであれば、おおむね1~2週間程度で新しい皮膚が形成されますが、大きさ、深さ、部位によって治るまでの期間は異なります。
その後、皮膚の内部ではコラーゲンの再構築が進み、くぼみが少しずつ目立ちにくくなります。傷がふさがった後もしばらく赤みや茶色い色素沈着が残ることがありますが、多くは時間の経過とともに薄くなっていきます。傷跡をできるだけ目立ちにくくするため、治療後は軟膏と保護テープを使用し、摩擦や紫外線を避けることが大切です。
茶色や黒色の平らなほくろから、皮膚から盛り上がったほくろまで治療します。
ほくろの細胞が皮膚の深い部分まで存在する場合、1回ですべて取り切ろうとすると傷が深くなり、へこみや傷跡が残りやすくなることがあります。そのため、状態によっては少し残して治癒を待ち、複数回に分けて治療することがあります。
大きなほくろや深いほくろには、レーザーではなく切除手術をご提案する場合があります。
顔や頭、首、体などにできる、茶色から黒色の盛り上がったできものです。
初めは平らなシミのように見えていても、年齢とともに厚くなったり、表面がざらざらしたりすることがあります。
炭酸ガスレーザーで盛り上がった部分を少しずつ削り、平らに整えます。
首やわきの下、胸元などにできる、柔らかく小さな盛り上がりです。
小さく茎のあるものは医療用器具で切除し(首いぼ切除のメニュー参照)、幅のあるものや出血しやすいものは炭酸ガスレーザーを使用するなど、状態に合わせて治療方法を選択します。
額、鼻、頬などにできる、白色から黄色がかった小さな盛り上がりです。
中心部分が少しくぼんで見えることがあり、ニキビのように見えても、押してもなくならず長期間残ることがあります。
炭酸ガスレーザーで盛り上がりを削り、必要に応じて中心部の増殖した脂腺を処置します。脂腺が皮膚の中に残っている場合は、再発することがあります。脂腺増殖症には炭酸ガスレーザーを含む複数の治療方法があり、状態に応じて治療法を選択します。
汗管腫は、主に目の下やまぶた周辺に多発する、肌色から白色の小さなぶつぶつです。
女性に多く、左右対称に多数みられることがあります。炭酸ガスレーザーを点状に照射し、目立ちにくくしていきます。
汗管腫は皮膚のやや深い位置に存在するため、1回ですべてなくすのではなく、傷跡を残さないよう複数回に分けて治療することがあります。また、治療後に再び目立ってくることがあります。炭酸ガスレーザーは汗管腫に広く用いられていますが、色素沈着や傷跡などの可能性があるため、状態を見ながら慎重に照射します。
胸、お腹、背中、腕などにできる、赤色から暗赤色の小さな盛り上がりです。
年齢とともに数が増える良性の血管性病変で、出血しやすいものや盛り上がりの強いものは、炭酸ガスレーザーなどで治療できる場合があります。
大きさや厚み、色によっては、別のレーザーや治療方法が適していることがあります。老人性血管腫には複数の有効な治療法があり、特定の治療法がすべての症例に最適とは限らないため、診察後に判断します。
上まぶたや下まぶたの内側にできる、黄色から黄白色の平らな盛り上がりです。
炭酸ガスレーザーで表面から少しずつ削る治療が可能ですが、皮膚の深い部分まで広がっている場合や、範囲が大きい場合には手術の方が適していることがあります。
治療後に色素沈着や色素脱失、傷跡、再発が起こる場合があります。小さく浅い病変ではレーザー治療が選択肢となり、大きく深い病変では手術が適していることがあります。
眼瞼黄色腫は、脂質異常症などに伴って生じる場合があります。必要に応じて血液検査や内科受診をご案内します。
目周りや頬などにできる、白く硬い小さな粒状のできものです。
小さく切開して内容物を取り出す治療が基本ですが、状態によっては炭酸ガスレーザーを使用する場合があります。
診察
できものの種類、大きさ、深さ、部位を確認します。
レーザー治療が適しているかを判断し、治療後の傷の経過、再発、傷跡の可能性などをご説明します。
局所麻酔
治療部分に局所麻酔の注射を行います。
小さなできものや浅い病変では、冷却や麻酔クリームなどを使用する場合があります。
レーザー照射
できものを確認しながら、炭酸ガスレーザーで少しずつ蒸散させます。
治療時間は個数や大きさによって異なりますが、小さなものであれば1個あたり数分程度です。
止血・保護
施術後は軟膏を塗り、肌再生テープ、被覆材などで保護します。
ご自宅でのケア
新しい皮膚ができるまで、軟膏と保護テープ、被覆材などを使用していただきます。病変によって適切なケアの方法をお伝えします。

左:施術前 / 右:炭酸ガスレーザー施術1か月後
脂漏性角化症(老人性いぼ)を炭酸ガスレーザーで蒸散しました。1か月後には盛り上がりが平らになっています。
脂漏性角化症は、加齢や紫外線の影響などによって生じる良性のできものです。初めは平らなシミのように見えていても、次第に厚みが増し、表面がざらざらしたり、いぼ状に盛り上がったりすることがあります。
こちらの症例では、炭酸ガスレーザー「NEWレザック」を使用し、盛り上がった組織を少しずつ蒸散させました。
はい。ほくろやいぼに見えても、脂漏性角化症、脂腺増殖症、汗管腫、老人性血管腫など、さまざまな種類のできものがあります。
まず皮膚科専門医が診察し、炭酸ガスレーザーによる治療が適しているかを判断します。悪性の可能性がある場合や病理検査が必要な場合には、レーザーではなく生検や切除をご案内します。
治療部位に局所麻酔の注射、または表面麻酔を行います。麻酔をする際にチクッとした痛みがありますが、レーザー照射中の痛みは抑えられます。
できものの大きさや部位によって、適した麻酔方法をご案内します。
浅い脂漏性角化症や小さないぼなどは、1回の治療で平らになることが多くあります。
一方、深いほくろ、汗管腫、脂腺増殖症、眼瞼黄色腫などは、1回ですべて取り除こうとすると傷跡やへこみが残りやすくなることがあります。そのため、あえて深く削りすぎず、複数回に分けて治療する場合があります。
治療直後は、できものがあった部分が浅くくぼみ、赤い傷のような状態になります。数日間は浸出液や少量の出血がみられることがあります。
周囲や傷の底から新しい皮膚が伸び、徐々に表面が覆われていきます。傷が治るまでの期間は、できものの大きさ、深さ、部位によって異なります。
新しい皮膚ができるまでは、軟膏と保護テープによるケアが必要です。目安は1〜2週間程度ですが、傷の大きさや深さによって異なります。
テープが汚れたり剥がれたりした場合には、洗浄して新しいものに交換してください。具体的なケア方法は施術後にご説明します。
治療部位以外は、施術当日からメイクが可能です。
治療部位については、保護テープの上からメイクできる場合があります。傷が完全にふさがるまでは、傷の表面へ直接ファンデーションなどを塗らないでください。
新しい皮膚ができた後も、赤みが数週間から数か月続くことがあります。また、一時的に茶色い色素沈着が生じる場合があります。
治療後は、摩擦を避け、日焼け止めを使用することが大切です。赤みや色素沈着が落ち着くまでの期間には個人差があります。
できものの深さや大きさによっては、へこみ、盛り上がった傷跡、色や質感の違いが残る可能性があります。
特に、皮膚の深い部分まで存在するほくろや、大きなできものでは傷跡のリスクが高くなります。診察時に状態を確認し、レーザー治療と切除手術のどちらが適しているかをご説明します。
あります。
皮膚の深い部分に組織が残っている場合には、時間がたってから再び盛り上がったり、色が出てきたりすることがあります。また、脂漏性角化症や首のいぼなどは、治療した場所とは別の部分に新しくできることもあります。
炭酸ガスレーザーで蒸散した組織は、通常、病理検査に提出できません。
診察で悪性の可能性を否定できない場合や、確定診断が必要な場合には、レーザー治療を行わず、組織を残せる方法で生検や切除を行います。
見た目を改善することを目的とした、ほくろやいぼの炭酸ガスレーザー治療は、原則として自費診療です。
一方、悪性が疑われる場合や、出血、炎症、日常生活への支障などがあり、医学的に切除が必要と判断される場合には、保険診療による検査や手術をご案内することがあります。診察の結果によって治療方法が異なります。
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