かゆみ
かゆみ
背中がねぇ、見た目はなんにも出てないって言われるんだけど、夜になると特にかゆくてたまらないんだよ。 市販の薬を塗っても、ぜんぜん良くならなくてねぇ。
最近ずっと頭皮がかゆくて…シャンプーしてもフケみたいなのが出るし、赤くなっていて。人前で気になってしまうんですよね。
お二人のようにかゆみでお困りの方はこのページでまとめていますので、どうぞご覧になってみてください。

かゆみは、乾燥や湿疹などの皮膚のトラブルはもちろん、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、乾癬、脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患、さらには糖尿病・腎臓病・肝臓病・甲状腺疾患など、内科的な病気が背景にある場合にもみられる症状です。
「見た目の発疹が少ないのに、とにかくかゆくてつらい」「市販薬では良くならない」「夜にかゆみが強くなる」などの場合、一度皮膚科で原因を整理し、必要であれば血液検査や他科受診も含めて、全体を見直していくことが大切です。
乾燥肌とバリア機能低下、アレルギー体質などが重なって起こる慢性の湿疹です。
かゆみと湿疹が繰り返し出たり引いたりします。
突然、蚊に刺されたようなふくらみが出て、数時間以内に跡形もなく消えるのが特徴です。
食べ物・薬・感染・ストレスなど、原因は多岐にわたります。
水仕事・アルコール・洗剤・紙製品などの刺激で、手の赤み・ひび割れ・かゆみが続く状態です。
赤い盛り上がりと、銀白色のフケのような鱗屑を伴う慢性疾患です。
かゆみを伴うことも多く、関節症状を伴うタイプもあります。
痒疹は、強いかゆみを伴う小さなブツブツ(丘疹)や、硬く盛り上がったしこり(結節)が慢性的に続く皮膚疾患です。
掻くことでさらに悪化し、皮膚が厚くゴワゴワしたり、茶色く色素沈着を起こしたりすることがあります。
かゆみは非常に強く、特に夜間に悪化しやすいため、睡眠不足やストレスの原因にもなります。
市販薬では改善が乏しいことが多く、皮膚科での継続的な治療が重要です。
痒疹はひとつの明確な原因だけで起こるというより、
など、複数の要因が重なって発症すると考えられています。
治療は、ステロイド外用薬や保湿剤、抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬などが基本です。
難治例ではナローバンドUVB照射などの光線療法や、近年ではデュピルマブなどの生物学的製剤が選択肢となる場合もあります。
皮膚そう痒症は、明らかな湿疹や発疹が見られないにもかかわらず、強いかゆみだけが続く状態を指します。
全身に広がる場合もあれば、腰・背中・陰部・頭部など一部に限局することもあります。
高齢の方に多く、加齢による皮膚の乾燥(皮脂・汗の分泌低下)が大きな要因の一つですが、糖尿病・腎不全・肝障害・甲状腺疾患・血液疾患・悪性腫瘍など、内科的な病気が背景に隠れていることもあります。
また、薬剤の副作用やストレス・自律神経の乱れ、入浴・洗浄のしすぎなどもかゆみを悪化させる要因になります。
治療は、
などを組み合わせながら行います。
脂漏性皮膚炎は、皮脂の多い部位(頭皮、顔、耳のまわり、胸、背中など)に赤み・フケ・かゆみが現れる慢性の皮膚炎です。
皮膚に常在するマラセチアというカビの一種が、皮脂を栄養にして増えすぎることで炎症を起こすと考えられています。
治療は、
などを組み合わせて行い、再発しやすい病気であることを前提に、「症状をコントロールする」ことを目標とします。
かゆみの原因によって、必要な検査は異なります。
「どこまで検査を行うか」は、年齢、症状の分布、経過、他の症状の有無を踏まえ、相談しながら決めていきます。
かゆみの治療は、
を組み合わせて行います。
ナローバンドUVB・エキシマライトなどの紫外線療法は、一部の慢性痒疹や皮膚そう痒症に有効とされており、難治例で検討されることがあります。
アトピー性皮膚炎や結節性痒疹に対しては、デュピクセント・ミチーガをはじめとする生物学的製剤が選択肢となる場合があります。
重症度・既往歴・他の治療歴を踏まえ、対象となる方にはご説明いたします。
これらを組み合わせることで、「かゆみの悪循環(かゆい→掻く→さらに悪化する)」を少しずつ断ち切っていきます。
数日でおさまる軽い虫刺されなどを除き、
といった場合は、一度受診をおすすめします。
はい、腎臓・肝臓・甲状腺・血液疾患など、内科的な疾患が背景にある場合も知られています。
症状や年齢に応じて、血液検査などを相談させていただきます。
水虫・とびひなど一部の感染症を除き、多くの痒疹や皮膚そう痒症、脂漏性皮膚炎は人にうつる病気ではありません。診察時に、うつる病気かどうかも含めてお伝えします。
ステロイド外用薬は、適切な強さ・量・期間・塗り方を守れば、安全性の高い薬です。
必要な期間しっかり使って炎症を抑え、その後は弱い薬や保湿剤に切り替えるなど、コントロールしやすい方法をご提案します。自己判断で急に中止したりせず、一緒に調整していきましょう。
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